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現役世代に元気を贈る究極の1冊!:「介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました 」 今泉健司
当ブログ「読書で現役世代を元気にするブログ!」にふさわしい1冊を紹介します!今泉健司四段の「介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました」は元気が出る1冊です。今泉四段といえば、NHK杯で藤井聡太七段を得意の中飛車でKOしたのは記憶に新... -
元気なうちに読んでおきたい貴重なうつ病当事者手記:「うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間」先崎学
うつ病回復期末期の患者が、リハビリも兼ねて書いた希少な当事者手記。元気なうちに読んでいたほうが良い1冊です。なにせ、誰でもうつ病に陥る可能性はありうるのですから。凄まじい熾烈な戦いを繰り広げて棋士生活30年、勝ち星を積み上げ九段にまで至った... -
武士たちへのシンパシーと働き方の今昔:「江戸のサラリーマンのしたたかな生き方に学べ」鈴木亨、KAWADE夢新書
戦国の世が過ぎ、いつしか武士は、今でいうサラリーマン、あるいは公務員のような存在になっていきました。リストラ、左遷人事、賄賂、社内恋愛…など、現代のサラリーマンと重ね合わせながら、“宮仕え”の面白くも哀しい内幕について知識を深めつつ、現代の... -
ストレスの荒波を乗り切るためのシンプルな具体的方法7選:「心が折れそうなとき1分間だけ読む本 」松本幸夫(成美文庫)
仕事、家庭、ネット空間…あらゆる場所と時間にストレスにさらされている時代。死の瀬戸際に行く前に現代人は習慣の力も利用して人生を良い方向に向け、自衛する必要があります。「読書で現役世代を元気にするブログ!」を運営する身としては悲報を看過でき... -
日本の本質的な病理からあなたも抜け出そう!「知の衰退からいかに脱出するか」大前研一、光文社
440ページ書き下ろしの大部。読み応えもさることながら、広い視野と細やかな事例にもとづいた筆者の論考は、一読の価値ありです。「知の衰退」すなわち、日本人が考える力を失いつつあることが、この国の病理であると著者は述べています。2009年に書かれた... -
足りないのは希望ではなく、変えなければ未来がないという絶望!?:「希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学」池田信夫、ダイヤモンド社
日本経済の現状、将来を冷徹に見据える一冊。「今の日本に足りないのは希望ではなく、変えなければ未来がないという絶望ではないか」という逆説的な意見提示は、潔く大胆で、ある意味清々しいです。2009年に書かれた本ではありますが、本書が指摘する問題... -
一味違った自分の考えを作るための!:『5日間で「自分の考え」をつくる本』齋藤孝
現代はテクノロジーの発達で自由に発信できる時代になりました。つまり、「何かを見聞きしたら、何かを言える」ことがとても大切になりました。『5日間で「自分の考え」をつくる本』(齋藤孝、PHP研究所)は即物的なタイトルですが、即効性のある良書です... -
恋愛と結婚の違い・勝ち組負け組論・大学に行く意義とは?:「街場の現代思想」内田樹、文春文庫
文化資本に勝ち組負け組、敬語、お金、給与、結婚離婚に、大学や想像力…雑多で世俗的なテーマに、独特の視点から語りかけてくれるエッセイ集。私たちが普段の会話で問題にしている事柄について、常識とはまた違った意見が聞ける点が面白いです。既存の考え... -
「鬼滅の刃」最終回にちょっぴり足りなかったものとは?(ネタバレ無し):「小説を書くための基礎的メソッド 初級編」奈良 裕明、雷鳥社
中村真一郎氏によると、良い文章を褒めるには長い短いやジャンルに関係なく、言葉が2つだけあれば十分だと言います。すなわち、身につまされる、我を忘れる、の2つです。 「身につまされる」というのは、「ここに書かれているのは自分ではない他人の話だ。... -
コロナ禍の今、変わるために読む本!「 小さくても強い会社の 変化をチャンスにするマネジメント 」小宮一慶(PHPビジネス新書)
「 小さくても強い会社の 変化をチャンスにするマネジメント 」は、コロナ禍の今こそ読むべき本です。経済の急速な停止と回復の道筋が見通しがたいなか、世の中の様々な変化が加速しています。本書は、企業が変われない理由や、変化に対応するための論点や... -
実は日本人しか読めないドラッカーのコンパクトな自伝!:「知の巨人 ドラッカー自伝」P.F.ドラッカー著、日経ビジネス人文庫
"波乱万丈"の20世紀を生き抜いた「知の巨人」の自伝です!生誕100周年に、ドラッカー最後の著作が文庫になったものです。日本語版しかないので、この本を母国語で読めるのは実は日本人だけという貴重な1冊でもあります。!2005年、95歳で亡くなる前に日経... -
20歳の時に読んでおきたかった…!けど、今からでもまだ間に合います!:「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」ティナ・シーリグ、阪急コミュニケーションズ
「微差は大差なり」という言葉があります。長期的にはどのように生きるか、短期的には物事をどのように考えるか、意識する/しないとでは、人生のクオリティに大きな差が付きます。「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」(テ... -
千円札1枚で手軽に手に入る知のパッケージ!:「新書がベスト」、小飼弾、ベスト新書
アルファブロガー小飼弾さんの、初新書本。ベスト新書の「新書がベスト」とは、なんとも心憎いタイトルの付け方だ。山と積まれた新書を抱え込むようにして微笑む著者の写真が帯についており、本が大好きな著者の人となりが伝わってくるようで、同じ本好き... -
1Pにマンガとコラム同居の名作ショートコラム!:「週刊とりあたまニュース」最強コンビ結成編! 西原理恵子、佐藤優、新潮社
「週刊新潮」の"無法地帯"が、ついに単行本化!という帯のとおり、異色タッグのコラムです。話題のトピックについてそれぞれ半ページずつ、西原理恵子さんが漫画を描き、佐藤優さんがコラムを書く形式で、とてもユニークです。現在では連載は終了していま... -
奥深き佐藤優ワールドへの第1歩!:「野蛮人のテーブルマナー」佐藤優、講談社+α文庫
「野蛮人のテーブルマナー(講談社+α文庫)」は佐藤優さんってたくさん本出してるけど、どれから読もうか…という人に特にオススメ。佐藤優さんの本の中で、一番読みやすい一冊です。他の本は大部なものや、重厚なものが多いですが、本書は簡潔で手ごろな分...