2020年9月– date –
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読書・思考・表現
のんびり1回より、ざっくり繰り返しを7回で記憶定着!『東大首席が教える超速「7回読み」勉強法』山口真由、PHP文庫
1週間に1回だけ会う人と、毎日必ず会う人なら、どちらが記憶に残るでしょうか?『東大首席が教える超速「7回読み」勉強法』はある意味で、アタリマエのことを投げかけているように見えて、本質を突いています。つまり、あなたはどれだけ繰り返して、記憶に... -
その他
美人投票から考える。あなたが素直に自分の意見を言うことの価値とは?
ケインズといえば、有名な経済学者としてよく知られている。しかし、なんだか堅苦しい気もするし、古いと考える人も多いだろうから、実際にケインズが書いた本を読んだことのある人は、たとえ経済学部の人でも少ないだろう。だが、読んでみると、後世の研... -
仕事術・キャリア・人間関係
人生に必須の転ばぬ先の杖!:「Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法」ロルフ・ドベリ
「Think right」は、「Think clearly」、「Think Smart」と共に、ロルフ・ドベリ氏の"考え方"「3部作」です。「誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法」の副題のとおり、思考の罠に陥るのを回避するアイデアが盛り沢山です。普通に生きてい... -
その他
わかるようでわからない金融政策を学ぶ第一歩!:『マネーの魔術史 :支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか』野口悠紀雄、新潮選書
物事を肯定、否定あるいは中立的な評価や判断を留保するためには、基礎知識が肝心です。基礎知識を学ぶには、まずは歴史と文脈を抑える必要があります。前代未聞の金融政策が行われている現代ではなおさら重要です。『マネーの魔術史 :支配者はなぜ「金融... -
その他
日本人、そして私にとってのジャニーズって何だろう?:「ジャニーズと日本」矢野利裕、講談社現代新書
日本芸能界の大立て者であるジャニー喜多川さんの死から1年が経ちましたね。「ジャニーズと日本」は日本の芸能・音楽史の中にジャニーズを位置づけ、コンパクトにまとめた概説書です。生々しい暴露話とかの類や闇の部分についての言及はありませんが、真正... -
その他
歴史を学ばないと、変えるのが当たり前のことすら変えられない
「歴史が与えうる以上のものを歴史に求めるべきではない。歴史は現在を正当化するために、過去を裁くような一種の裁判ではない。だから、我々は古代社会が完全に奴隷を認めていたということを口実に、古代社会を非難するべきではなく、技術のゆるやかな発... -
人間関係・営業(社内外)
今から、タダで、誰にでも出来ること、それは……:『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』クリスティーン・ポラス、 東洋経済新報社
『「礼儀作法には金がかからない。しかも礼をつくすだけで何でも手に入る」 これはモンタギュー夫人の有名な言葉だ。親切心は確かに何よりも安上がりで、手間もかからなければ自分を犠牲にする必要もない。』とサミュエル・スマイルズの「自助論」にもあり... -
人間関係・営業(社内外)
子育て世代必見!一生を左右する自制心の価値:「マシュマロ・テスト」ウォルター ミシェル、早川書房
バートランド・ラッセルの「怠惰への讃歌」で「子どもに同情しすぎるのは誤りである」という主張があります。すなわち、「いつも同情してもらえる子どもはちょっと嫌なことがあるだけで、泣き続けるものの、普通の大人なら持っている自制心を子どもに身に... -
読書・思考・表現
主体性が脅かされる時代、現役世代もシニア世代も知的再武装の時!:「知的再武装 60のヒント」池上 彰、佐藤 優、 文春新書
「いかに学ぶか」「いかに学び続けるか」を闊達に語る池上彰氏、佐藤優氏の対談本です。軽いタッチながらも、60歳を過ぎてからの生き方を見据えた「知的再武装」のコツが目白押しの1冊です。私には、モノを考えなくなっている現代人の病理への警鐘としての...
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