人生をコントロールするにはまず早起きから:「昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です 明日が変わる大人の早起き術」井上皓史、小学館

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時間が欲しいなら、早起きが一つの方法です。朝活コミュニティ「朝渋」の代表を務める井上皓史氏は、早起きで自らの人生を変えてきた経験を持ち。「昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です 明日が変わる大人の早起き術」で様々な早起きのメリットや具体的な取り組み方を紹介しています。まさに早起きの伝道師です。

早起きのメリットは。大きく3つあります。「仕事の効率が上がる」「平日に自由な時間ができる」「お金を節約できる」です。筆者が提唱する早起きをするためのポイントは、自分に必要な睡眠時間を知り、寝る時間を固定することです(タイトル通りですね)。睡眠時間を長くしてみたり、短くしてみたりして、トライ&エラーで自分に合った睡眠時間を探っていき、もしもどうしても早起きができないなら、早起きする目的をもう一度見つめ直そうと説きます。

早起きをすると、早めに仕事の準備に取り掛かることもでき、平日にも自分の時間が作れる点は最も大きなメリットです。「平日は仕事があって時間がない」と諦めず、平日に時間を捻出するにはやりたいことがあるなら、早起きをするというシンプルな方法を思い出しましょう。朝は誰にも邪魔されない自由な時間です。また、早起きをすると、夜の付き合いが減ってお金が貯まる点も重要です。足元のコロナ禍で飲み会がめっきり減りましたが、お金の出入りを家計簿アプリで見てみるとなかなかのものです。開始時刻の遅い飲み会や、二次会への傘下、締めのカラオケやラーメンは控えて、ほどよい飲み会参加に押さえておきましょう。

早起きする具体的な方法とは、著者のように22時就寝・5時起きの固定化がシンプルな方法でしょう。まず、そのための前段階として有効なのが、「朝と夜の時間割」をつくることです。自分の生活習慣を可視化してみると、いかに普段の活動が夜に傾いているのかが把握できると思います。どこかに時間をかけ過ぎたり、時間を無駄にしたりしていないか、帰宅後に行っているもので朝にシフトできるものはないかなどと考えながら見ていきます。適切な睡眠時間がわかったら、起きたい時刻から逆算して、就寝時刻を設定します。たとえば、7時間寝て毎朝5時に起きるためには、22時に寝ると考えるのです。

習慣の面では、「花金よりも土朝」という考え方も有効で、この点は非常に参考にしたい点です。金曜日の夜は土日の休日への入り口です。土曜日の朝や午前中を有意義に過ごすために、金曜日は思い切って早く寝てしまいましょう。土曜の午前中が活用できると、休日を有意義にフル活用でき、平日のパフォーマンスも上がります。この考え方を発展させて、土日の時間割をつくってしまうのもいいかもしれませんね。

とはいえ、やむを得ない残業や歓送迎会など夜の付き合いの発生、時には夜ふかしへの誘惑もあります。柔軟に対処するために、シンデレラルールの活用を筆者は推奨しています。シンデレラルールとは、少々夜更かしをしても、24時までには必ず就寝する(起床時刻もずらす)という例外ルールです。シンデレラルールを使うのは月に2回までと決めているそうです。こうすれば、突発的な事態にも対応できそうですね。

以上で早起きのメリットと具体的な方法を見てきました。早起きすることは自分の時間をコントロールすることとも言えるでしょう。つまり、タイム・マネジメントです。時間のコントロールを出来ると、人生をントロール出来て、自信が湧いてきます。「自由な時間がない」「忙しくて余裕がない」「やろうと思っている事ができない」「生活リズムが乱れている」と感じているなら、ぜひ本書を手に取り、22時に寝ましょう。

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この記事を書いた人

・現役世代を元気にしたいとの思いで新ブログを立ち上げ!
・本は2000冊以上読破、エッセンスを還元いたします
・金融機関で営業・調査部隊双方を経験。
・バックグラウンドは歴史とMBA

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