人間関係・営業・経営– category –
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古代の元祖エッセイストの人生訓に学ぶ:「モラリア 1」プルタルコス、京都大学学術出版会
約1900年前の元祖エッセイスト、プルタルコス(46年から48年頃 - 127年頃) は、モンテーニュの「エセー」にも大きな影響を与えた人でもあり、プラトンや、クセノフォンと同様、多数の作品が時を越えて現存しています。その事実一つだけでも、著作の価値は... -
マスト・バイのやさしい経営戦略論:「ストーリーとしての競争戦略」 楠木建、東洋経済新報社
「人を見て法を説け」という言葉がありますが、「ストーリーとしての競争戦略(楠木建)」はまさにそのような本です。つまり、"おカタイ"経営戦略論の教科書とは一線を画した入門書で、とっつきやすいためオススメです。以下の目的思考と論点明快な目次解... -
勝負師を育てる土壌、壁やスランプへの立ち向かい方を学ぶ:「人生一手の違い」米長邦雄、祥伝社文庫
「人間における勝負の研究」の続き。前書では、自身の勝負と生き方の哲学について、主に内面的な問題を語っていました。谷川浩司の両親や、羽生善治ら台頭する若手たち、さらには自身の師匠、内弟子、ライバル…「人生一手の違い」は、勝負師の内面よりも、... -
現役世代に元気を贈る究極の1冊!:「介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました 」 今泉健司
当ブログ「読書で現役世代を元気にするブログ!」にふさわしい1冊を紹介します!今泉健司四段の「介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました」は元気が出る1冊です。今泉四段といえば、NHK杯で藤井聡太七段を得意の中飛車でKOしたのは記憶に新... -
コロナ禍の今、変わるために読む本!「 小さくても強い会社の 変化をチャンスにするマネジメント 」小宮一慶(PHPビジネス新書)
「 小さくても強い会社の 変化をチャンスにするマネジメント 」は、コロナ禍の今こそ読むべき本です。経済の急速な停止と回復の道筋が見通しがたいなか、世の中の様々な変化が加速しています。本書は、企業が変われない理由や、変化に対応するための論点や... -
奥深き佐藤優ワールドへの第1歩!:「野蛮人のテーブルマナー」佐藤優、講談社+α文庫
「野蛮人のテーブルマナー(講談社+α文庫)」は佐藤優さんってたくさん本出してるけど、どれから読もうか…という人に特にオススメ。佐藤優さんの本の中で、一番読みやすい一冊です。他の本は大部なものや、重厚なものが多いですが、本書は簡潔で手ごろな分... -
結婚・子育て・SNS時代のメンタルケアの処方せん:「鴻上尚史のほがらか人生相談」鴻上尚史、朝日新聞出版
人生に悩みはつきもの。鴻上尚史先生(劇作家・演出家)のAERA.dotの人気連載書籍化「鴻上尚史のほがらか人生相談」で、悩みとの向き合い方のヒントを貰っちゃいましょう。さっそくほがらかに、結婚・子育て・SNS時代のメンタルケアの処方せんを紹介してい... -
笑いの11の効用、ユダヤ人が生き延びてきた秘訣:「人生最強の武器 笑い(ジョーク)の力」加瀬英明、祥伝社新書
今日紹介するのは、「人生最強の武器 笑い(ジョーク)の力」。本書のサブタイトルは「ユダヤ人の英知に学ぶ」となっています。ヘブライ語でジョークに当たる言葉は、ホフマといい、知恵や英知を意味しています。まず、この点が驚き。アインシュタイン曰く... -
政治・軍事戦略と企業経営戦略のアナロジー「もしも義経にケータイがあったなら」鈴木輝一郎、新潮新書
「もしも義経にケータイがあったなら」のコンセプトは、源平合戦について、経営戦略やマーケティング、マネジメントの観点から探るといったものです。当時の政治情勢の移り変わりや合戦の軍略を通じて、様々な経営戦略・マーケティングのエッセンスを学ぶ... -
読むと心が軽くなる一冊:「ゆるく考えよう」ちきりん
通説とは一風変わった意見が随所に散りばめられていて、読むと心が軽くなる一冊です。「ゆるく考えよう」というシンプルなタイトルが、本質と指針をよく表しています。資本主義の世の中と日本の社会通念に対する"逆説的"な人生指南のアドバイスがたくさん... -
パワハラ防止法施行前に必見!世渡りに大切な怒りを抑えるコツ:セネカ「怒りについて」
情動の制御、特に怒りを抑えることはあらゆる人間関係で重要です。仕事でも家庭でも学校でも、あらゆる場面で怒りに向き合い、どのようにアウトプットするかは、周りからの評価を決めます。 今や癇癪を起こす管理職はアンガーマネジメントができないマネジ... -
非合理な私達、うまく付き合うために知っておきたい5つのポイント:『 不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」』ダン・アリエリー
非合理性とうまく付き合うために知っておきたい5つのポイントを今日はまとめます。まず前置きを簡単に。ダン・アリエリー「不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」』 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) は、人間が不合理な決断を下してしま...
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